book

フューチャー・イズ・ワイルド [The FUTURE is WILD] (ドゥーガル・ディクソン & ジョン・アダムス)

★★★★☆ これを、「本」として評価するのもなんか変だけど、でも読み物としても最高の1冊。専門家たちが生物学と進化論の基本原則にのっとって創造した500万年後、1億年後、2億年後の未来の地球の想像図。 まず、地理。これも科学的に大陸移動などを予測して、…

 キノの旅 (時雨沢恵一)

★★ こっちも話題作?っていうか、常にシリーズが人気作品。だけどあまり惹かれるものがなかったから読んだことなかった。ついに読んでみたけどやっぱり微妙。テイストはホンワカしてるのに、グロい。そのギャップがいいのかな?うーん、でも同じグロめの題材…

ブルー・タワー (石田衣良)

★★★☆ 「池袋ウエスト・ゲート・パーク」シリーズで有名な石田衣良、初のSF本。2212年という近未来の巨大な青い塔をめぐる話。SFとしては、専門じゃない感じ。設定もよくある感じの、突っ込みどころ満載の。でも、ストーリーテラーとしては一流ですな。軽く読…

 文学刑事サーズデイ・ネクスト 2 〜さらば、大鴉 (ジャスパー・フォード)

★★★★ おもしろかった。前回よりももっと奇想天外になっていて、主人公のサーズデイが身につける新しい能力「ブックジャンプ」を駆使して、本の中の世界を飛び回る話。それって、本好きにとっては1度ならずとも夢見ることではないだろうか私もブックジャンプ…

「ハウルの動く城」原作&映画比較

読み返したところで、原作と映画について考察。 原作にはない映画の好きなところ なんといっても動く城! 荒地の魔女弱体化後 弟子マルクルのキャラクター ハウルの性格が分かりやすい 映画にはない原作の好きなところ ハウルの女性遍歴 七リーグ靴のエピソ…

 ハウル読み直し

ただいま、友人から取り返した「魔法使いハウルと火の悪魔」読み返し中。映画のせりふ、原作に結構忠実なのね。弟子マイケルが可愛くもファニーでもないのが残念。

 暁の円卓3 (ラルフ・イーザウ)

★★☆ 1900年1月1日トーキョーに生まれた英国人の主人公と、人類を破滅させようとする秘密結社“暁の円卓”との百年にわたる戦いの物語、の、第3巻。半ば義務感で読んでいる20世紀を振り返るファンタジー。第二次大戦の予兆をはらむ第3巻。ドイツ人の描く英国人…

 グリフィンの年 (ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)

★★☆ もうだいぶ前に読了だったのに、メモし忘れてました。ダイアナ・ウィン・ジョーンズ繋がりで、思い出したので書いておく。ダークホルムの闇の君の続編。ドタバタなのは相変わらずだけど、ダーク〜とは違って、青春学園ものって感じ。ダイアナの描く魔法…

 文学刑事サーズデイ・ネクスト1 〜ジェイン・エアを探せ  (ジャスパー・フォード)

★★★★ なんのこと?ってタイトル。シャーロック・ホームズばりにしぶいネクストっていう刑事が、シェイクスピアとか引用しちゃいながら事件を解決……する話かと思ったけど、違った。そもそも、ネクストさん、女性だったし。しかも、舞台はパラレルワールドな19…

 直筆商の哀しみ (ゼイディー・スミス)

★★★★☆ 主人公のアレックス・リ・タンデムはユダヤ人の母と中国人の父との間に生まれた英国人。12歳のアレックスは、第1章でいきなり大好きだった父を亡くす。それ以降の物語は、成人したアレックスが、有名人のサインを売買し、そのあがりで暮らす直筆商(オ…

 NHKへようこそ! (滝本竜彦)

★★☆ ディープなひきこもり作者のディープなひきこもり本。ちょっと、興味をそそられて読んでみた。はじめの方は面白かったけどなー。読みやすい軽快な文体だし、エピソードも。被害妄想っぷりとか。NHKの正体に気づくくだり、大好き。でも、中盤はヤク漬け主…

 風の歌、星の口笛 (村崎友)

★★★ 横溝正史ミステリ大賞受賞作でもあり、SFファンタジーでもありな本。…って、どんなや?って思って読んでみた。漫画的。簡単に読めて、そこそこ面白いけど、感動するような深さはない。ミステリとして読んだら、トリックおかしいでしょう?かといってSFと…

 暁の円卓2 (ラルフ・イーザウ)

★★☆ じつは、あまり面白いと思って読んでいないと思う。ただ、なんとなく、20世紀を振り返る意味で。主人公が第2次世界大戦前にアメリカから日本に渡ったりするから、おぉ、って、その先を想像してみたり。ドイツ人から見た戦争の歴史、って意味でも興味深い…