2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 未確認家族

★★☆ 戸梶圭太、イッちゃってるなー。どんどん凶暴な作品になっていくような。最後は妙に爽やか。それが救いか。 映画化もされた溺れる魚やなんかは大好きなんだけどなー・・・。

 西の善き魔女III −薔薇の名前

★★★★ 巻を追うごとに世界がどんどん広がって、面白くなってきた。世界の秘密を解き明かす存在に、童話、星に続いて龍の存在が明らかになって、主人公の2人はそれぞれの方法で世界の謎に近づいていく。 2ヵ月先に出るらしいけど、その前に、新書版とか借りち…

 ひかりのまち nerim's note

★★★ 第11回電撃小説大賞受賞作品。「日黒期」「立ち入りを禁じられた森」「時磁石」「炭坑街」そういう感じの世界観。こういう世界観は好き。あとがきはどうかと思うけど。

 隕石誘拐 宮沢賢治の迷宮

★★★ 図らずとも、ダヴィンチ・コードと似てる本を同じ日に読了。こちらは宮沢賢治の伝説がモチーフ。「邪馬台国はどこですか」の作者 鯨統一郎の作品であるし、そういう期待もありました、が・・・私にはちょっと駄目かな。でも、賢治の勉強にはなったし、賢…

 ダヴィンチ・コード

★★★ アドベンチャー・ミステリーって感じ?なんとも感想を言いがたし。何も考えず、アドベンチャーとして読む分には面白いと思うよ。でも、ま、キリスト教やダ・ヴィンチにくわしくもないので、なんともいえないけど、「事実」を押し売りされてる感も。事実…

 ルカ −楽園の囚われ人たち

★★★ 第11回電撃小説大賞受賞作。んー、まぁまぁ。突っ込みどころは満載だけど、さくっと読めて、読後感はさわやか。

 空中ブランコ

★★★☆ 第131回直木賞受賞作品。1作目の「イン・ザ・プール」の方がおもしろかった。「イン・ザ・プール」は、普通の人が普通に陥りそうな心の病気の話って感じがして共感できたけど、2作目の「空中ブランコ」に出てくるのは空中ブランコ乗り、ヤクザ、精神科…