2005-04-09 ティモレオン −センチメンタル・ジャーニー ら行 ダン・ローズ ★★★☆ 前半は、犬のティモレオンと飼い主の孤独な老人とそこへ現れる謎のボスニア人の物語で、後半は、捨てられたティモレオンの家への帰還とそれに交錯する様々な人々の物語。 物語は、あたたかな幸福と残酷な不幸が交互に淡々と綴られる。幸福の物語があたたかで素敵だからこそ、不幸の残酷さがより増す。淡々としているのに切ない。哀しい名作。