2chライトノベル大賞 2006下半期

ラ板にて、毎年やってるやつ。
>> http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1168528573/
ここに貼ろうか悩んでたけど、自分のメモのため載せる。
とりあえず、文学少女はもうやめようかと思ってたけど読むか。
あとは、『ラジオガール・ウィズ・ジャミング』と『クジラのソラ』読みたい。
ちなみに下の「」内は投票者のコメントを集計人さんがまとめたものなので、
著作権はそちら様に。
そこんとこよろしく!!

第1位(40票)“文学少女”と繋がれた愚者

【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫
「物語を愛する者として、共鳴せずにはいられない」
「この先どこまで加速していくのか見当もつきません」
「コメディ的にもシリアス的にも、非常に高い位置でバランスが取れている傑作だと思います」
「ば、化けてる!というのが最初の感想」
「登場人物全員が精神を病んでいるところが好き」
「物語とその登場人物への愛のあふれる素晴らしい演説でした」
「遠子先輩が紹介してくれる未読の本は相変わらずおいしそうで、ついつい図書館に足が伸びてしまいます」
「まさかここまで化けるとは思わなかった」
「なんと言っても見せ場先輩の演説シーンでしょう」
「無駄なことなんて一つも無い、苦く、切ない青春のかけがえのないひと時」

第2位(35票)銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so

【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫
「このシリーズを超えるスポ魂ライトノベルは、果たして二十一世紀中に出てくるのだろうか」
「アスリートの挫折とそこからの立ち直りと、スポーツ小説の醍醐味というべき展開が1冊に詰まっています」
「極限の精神状態まで追い詰められた主人公・桜乃タズサの心理描写は鬼気迫るものでした。神掛かり的でした」
「アスリートの持ち得た『心』、至上の厳しさと喜びを描ききってくれたことに敬意を表します」
「燃えに燃えた。燃えまくった」
「この作品に出会えてフィギュアスケートがとても好きになりました」

第3位(30票)空ノ鐘の響く惑星で (12)

【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫
「綺麗なラストに、というかパンプキンに乾杯」
「いや、ここまで綺麗に話を畳んでくれれば満足だ」
「作者と読者の両方に、ねぎらいの言葉を。長丁場お疲れ様」
「カボチャによるカボチャのためのカボチャ小説。つくづくこいつが主役だと思いました」
「全巻通しての読後の余韻が最高でした」
「これで終わりだと思うと少し寂しくもありますが本当にお疲れ様でした!!」

4位(21票)化物語(下)

【著:西尾維新/絵:VOFAN講談社BOX
「完全に西尾維新のシュミで書かれたらしいが、シュミでこんなものが出来上がるのかって話」
「せっかくだから俺はこの神原が神懸かって良いキャラになった下巻を選ぶぜ」
「キャラ小説の極致にして極地」
西尾維新を知らない人に読んで欲しいと思った」
「溢れんばかりの笑いの中に、ふと、心にくるフレーズあり」
「あと阿良々木くんのこと『おにいちゃん』って呼ぶ美少女が脱ぐよ!」

第5位(19票)狼と香辛料 III

【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫
「ホロ可愛いよホロ」
「ホロとロレンスの軽快な会話や垣間見られる絆の強さが印象的」
「二人の恋の行く末もそうだが、黄鉄鉱の市場競争の場面は手に汗握る」
「そこで生活する人々の、風景と心理が実に良い」
「書き手の拙さはあるが、それを無視出来るほど物語に引き込む魅力はいったいどこから来るのか?」
「目を閉じると物語から街の喧騒が聞こえてくる、そんな一冊」

第6位(17票)煌夜祭

【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELSファンタジア】
「少しの伏線も余すことなく拾い上げる構成力には脱帽です」
「できれば時間のある時にじっくりと、そして一気に読んでしまうことをお勧めします」
「丁寧に描かれた短編が最後に収束するさまは見事」
「まず短い物語の雰囲気に魅かれ、そのうちに世界観に魅かれ、そして次第に大きな話の流れに魅かれていった」
「とにかく上手い小説で感想書きにくくて困る。それだけ隙がないってことなんだけど」
「美しい物語としか言いようがない」

第6位(17票)化物語(上)

【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX
「ニヤ付く笑いが止まりません」
ライトノベルの定番をこれでもかと詰め込んでおきながら安っぽい感じがしないのは、やはり作者の実力だなあ」
「部屋で一人で読みながら笑い声をあげていた俺は間違いなく変人」
「軽妙な言葉遊びが随所にちりばめられていて、読んでて退屈する事が無い」
「正直、キャラ賞に入れたい人だらけ」
「罵倒のためなら自分の身を貶めることすら厭わない戦場ヶ原、蕩れ」

第6位(17票)ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン

【著:新井輝築地俊彦水城正太郎師走トオル田代裕彦吉田茄矢あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫
富士ミスにどっぷり浸かってる人には たまらない作品。積み重ねられた黒い歴史を感じます」
「よくこんなもの出したなというのが本音w」
「作者たちのリアル人間関係に影響がないことを祈るばかりだ」
「この作品に込められたミステリーは探偵の神ですら解決が困難なことだろう」
「ラストのあざの氏には頭が下がります」
富士ミスの過去作品を50冊以上読んで、富士ミススレの過去スレを初代スレから読んでおけば、面白さ100倍」

第9位(16票)ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語

【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
「理系の研究を経験した人間なら感情移入度抜群」
「キ○○イ一歩手前なキャラが楽しすぎる」
「その設定の練り込み具合には理系の学生としても納得させられるできだった」
「ページをめくる間中、彼らがこのあといったい何をやらかしちゃってくれるんだろうと、ドキドキワクワク」
「研究が楽しくて楽しくて脳からドーパミン出しながら奇行に走る描写になんとなくノスタルジーを感じながら楽しみました」
「研究中に辛くなる度に読み返してみようと思う」

第10位(14票)ラジオガール・ウィズ・ジャミング

【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫
「合言葉は『アイ・ロウ』」
「意外な展開を好む人にとっちゃ物足りないものの、ほんのちょっぴり心がきゅんとしてしまうんですね」
「読み終わった後には確かな暖かさが残る、ハートウォーミング・ファンタジー(仮)です」
「この作品を読んだおかげで『俺も頑張らんとな』という気持ちになれた」
「人を愛すだけでなく、時には人を信じて愛される側になっても良いのではないでしょうか?」
「胸の底から暖かくなれる心のサプリメント

第10位(14票)とらドラ3!

【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫
「お約束を裏切らない展開とノリの会話でテンポ良く安心して読んでいける」
「大河の涙を読んでしまっては投票せずにはおれまい」
「もう、手乗りタイガーがどんどんかわいくなってきて仕方がない」
「いやまぁ一番かわいいのは主人公の竜児くんですが」
「新展開はないけども上質コメディをお届け!」
「この作品の副作用として、たらスパが食べたくなる現象に陥る。気をつけろ」

第10位(14票)クジラのソラ 01

【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫
「百合+海外SF+石川賢
「硬質な手触りでSF。でかい舞台に大きな風呂敷」
「中身はロボコンでスポ根なんだけどなんか裏にスポーツの爽やかさとは逆ベクトルの宇宙的恐怖が透けて見える…」
「徐々に裏っかわの重い部分が少し見えてくる」
「白熱の試合展開、紙上の文を想像し繰り広げられるそれは、映像やゲームのように本とは思えないほど手に汗握る」
「夢、努力、友情、挫折、YA小説のすべてがつまってる」
 
ちなみに、キャラクター賞はダントツ空鐘のパンプキンで。
ホントに、ホントに。
どう見ても主役でした。
 
詳細はコチラで

[> 560の雑記 - 2chライトノベル板大賞 2006下半期投票結果