2007-02-19 “文学少女”と繋がれた愚者 な行 野村美月 ★★★☆ ぜーんぜん、読むつもりなかった第3作目。なのに読んだら続きが読みたくなった。武者小路実篤の『友情』が題材。武者小路に好悪の情はないので、特に文句なくスルッと読めたのも今作がすんなり読めた理由かも。前作までは原作の解釈に物申したい気持ちで一杯だったから!太宰は大好きだしさ、『嵐が丘』はちっちゃい頃にそれはもう何度も読んだしそれにくらべりゃ『友情』の私的ウェイトは軽かったから、単純にストーリーをラノベ的に楽しめたというか。