ピーター★パン イン スカーレット

ピーター・パン イン スカーレット ★★★☆
ジェームス・バリーのピーター・パンの著作権を持っている
オーモンド大路小児病院が正規の続編執筆者を公募して選ばれた作品。
ってことで、公式続編なんだけども、
そもそもマコックラン自身がカーネギー賞とガーディアン賞の受賞作家で、
作品の完成度はすでにお墨付き。
ただ・・・テイストはバリーのピーター・パンと違うような。
バリーのピーター・パンは、子どもをデフォルメしたようなピーターが
大人の象徴フックと戦う話だったように思う。
一方のマコックランの続編は、誰もが子どもと大人の境界があいまい。
あまり詳しく書いてはネタバレだけど、
例えばはじめ、元“男の子たち”は、既に大人になっているところから話が始まる。
ネバーランドに行くにあたって、子どもにもどるわけだけど、
(この部分、かなり笑える)
いくら無邪気に振舞えても、元大人・・・
まぁ、そんな感じにいろいろな人が葛藤するわけです。
あとは、女の子が出てきたことも現代の作品らしさ?
あと・・・マ・・・マイケル。・゚・(ノД`)・゚・。