2005-12-10 老ヴォールの惑星 あ行 小川一水 ★★★★ SFの中篇4篇。私は基本的に長編しか読まないので、この本もしばらく手に取ってなかった。でもよかった。もっと早く読めばよかった・・・。小川一水らしいハッピーエンドの明るいSF。なので読後感が清涼。「幸せになる箱庭」だけは、小川式ハッピーエンドらしからぬ、ちょっとおや?と思わせる結末。表題作「老ヴォールの惑星」は、SFらしい設定で、地球とかけ離れた環境に生きる種族の話。小川一水の力を感じさせられた。