小川一水

 天涯の砦

★★★☆ 今回もハッピーエンド節は健在で。健在すぎて、ちょっとその両親待った!!って思う人は私だけじゃないはず。 月と地球の間に浮かぶ軌道ステーション「望天」が事故って残された生存者でサバイバル!!という話。設定としてはありがちだけど、SFが好き…

 ハイウイング・ストロール

★★★ 簡単に読めるSF風な感じの本。まぁー・・・いんでないか?この作家好きだし・・・

 ファイナルシーカー レスキューウィングス

★★★ 小川一水にしては全くSFでもファンタジーでもなく(でもちょっと不思議系もあるんだけど)航空自衛隊救難飛行隊の話。TVでやってた よみがえる空 -RESCUE WINGS-のメディアミックス企画で作られた本。だーけーどー・・・小川一水である必要はあったのか…

 老ヴォールの惑星

★★★★ SFの中篇4篇。私は基本的に長編しか読まないので、この本もしばらく手に取ってなかった。でもよかった。もっと早く読めばよかった・・・。小川一水らしいハッピーエンドの明るいSF。なので読後感が清涼。「幸せになる箱庭」だけは、小川式ハッピーエン…

 疾走!千マイル急行

★★★☆ SFっていうよりファンタジーだな、これは。 小川一水のハッピーエンド節は快い。エピローグはなくてもよかった気もするけど。

 復活の地

★★★☆ おもしろかった。最初の設定見てファンタジーかと思ったけど、SFですね。すっごい未来のある星の都市で起きた震災とそこからの復活の物語。ちゃんと関東大震災や阪神大震災、普賢岳の被災について調べて、自衛隊とかの救済活動について調べて、書かれた…

 第六大陸

★★★★ 第35回星雲賞日本長編部門受賞作。ちゃんとSF(サイエンス・フィクション)。現実にありそうな、近未来に月に施設を建造する話。科学技術の視点だけでなく、社会情勢や経済の問題までしっかり描かれてる。それでいてSF(スペース・ファンタジー)の情緒…