2005-01-01から1年間の記事一覧

 復活の地

★★★☆ おもしろかった。最初の設定見てファンタジーかと思ったけど、SFですね。すっごい未来のある星の都市で起きた震災とそこからの復活の物語。ちゃんと関東大震災や阪神大震災、普賢岳の被災について調べて、自衛隊とかの救済活動について調べて、書かれた…

 オリヴィア・ジュールズ −彼女のたくましすぎる想像力

★★★ 「ブリジット・ジョーンズの日記」の作者の最新作。ブリジットが平和で豊かな英国の女の子の話なら、オリヴィアは中東との戦争がおきている現在の英国の女の子の話。相変わらずとんでもなく突飛な行動をしてしまう女の子が、テロやアルカイダとの騒動に…

 バーティミアスⅡ ゴーレムの瞳 (ジョナサン・ストラウド)

★★★ Ⅰから2年後の話。3部作らしいので、風雲急を告げるはずの2作目。主人公ナサニエルのかわいげの無さにイマイチ共感できず。今回はもう1人主人公のキティのサイドからも話が進み、2人の物語が交わるんだけど、そのキティにもイマイチ共感できず。ナサニエ…

 ウィッシュリスト The Wish List

★★★ 「アルテミス・ファウル」シリーズのオーエン・コルファーの本。死んだ少女が霊魂になって、自分が天国へ行くために死に行く老人の遣り残したことリスト「ウィッシュリスト」を叶える話。天国へ行かせまいと地獄の面々が邪魔をする様子はオーエン・コル…

 インストール

★★★ はじめて綿矢りさを読んだ。話としては淡白だけど、文章上手いかも。高校生の心情を高校生が描いたもの、ということで、なんか懐かしいような、くすぐったいような気持ちがしました。

 第六大陸

★★★★ 第35回星雲賞日本長編部門受賞作。ちゃんとSF(サイエンス・フィクション)。現実にありそうな、近未来に月に施設を建造する話。科学技術の視点だけでなく、社会情勢や経済の問題までしっかり描かれてる。それでいてSF(スペース・ファンタジー)の情緒…

 クビツリハイスクール

★★★☆ ミステリーとしても、ラノベとしても、ちょっとレベルアップ。色んなことがわかってきて、シリーズとしての醍醐味も出てきた。

 クビシメロマンチスト

★★☆ ミステリーとしても、ラノベとしても、中途半端な気がする。

 最後の夏に見上げた空は 2 (住本優)

★★★☆ 切ない感じがよかった。命短し恋せよ乙女。(もう乙女じゃないトシの人が何を言う・・・)

 カスタム・チャイルド

★★★ 壁井ユカコの新作。期待していたほどではなかったけど、まぁまぁ。それよか、キーリだしてー。

 停電の夜に

★★★★ 珍しく、アメリカの、しかも短編集。でもよかった。たんたんとしているけど、あたたかな視点。そういうの好き。

 最後の夏に見上げた空は

★★★ 壁井ユカコが「個人的にズギューンとツボに来たキレイセツナイ作品です」っていうので、読んでみた。ズギューンとはこなかったけど、確かにキレイセツナイ。今月続編が出たので、読んでみようと思う。

 長崎乱楽坂

★★★☆ 吉田修一の作品って、結論があるようなないようなその漠然さが、逆に現実をリアルに描いている感じがして好き。 で、この作品。ヤクザ者の一家へ出戻った母親を持つ兄弟の成長物語。ヤクザ一門の栄枯盛衰と共に兄弟は成長する。けど、そこは吉田修一。…

 ティモレオン −センチメンタル・ジャーニー

★★★☆ 前半は、犬のティモレオンと飼い主の孤独な老人とそこへ現れる謎のボスニア人の物語で、後半は、捨てられたティモレオンの家への帰還とそれに交錯する様々な人々の物語。 物語は、あたたかな幸福と残酷な不幸が交互に淡々と綴られる。幸福の物語があた…

 未確認家族

★★☆ 戸梶圭太、イッちゃってるなー。どんどん凶暴な作品になっていくような。最後は妙に爽やか。それが救いか。 映画化もされた溺れる魚やなんかは大好きなんだけどなー・・・。

 西の善き魔女III −薔薇の名前

★★★★ 巻を追うごとに世界がどんどん広がって、面白くなってきた。世界の秘密を解き明かす存在に、童話、星に続いて龍の存在が明らかになって、主人公の2人はそれぞれの方法で世界の謎に近づいていく。 2ヵ月先に出るらしいけど、その前に、新書版とか借りち…

 ひかりのまち nerim's note

★★★ 第11回電撃小説大賞受賞作品。「日黒期」「立ち入りを禁じられた森」「時磁石」「炭坑街」そういう感じの世界観。こういう世界観は好き。あとがきはどうかと思うけど。

 隕石誘拐 宮沢賢治の迷宮

★★★ 図らずとも、ダヴィンチ・コードと似てる本を同じ日に読了。こちらは宮沢賢治の伝説がモチーフ。「邪馬台国はどこですか」の作者 鯨統一郎の作品であるし、そういう期待もありました、が・・・私にはちょっと駄目かな。でも、賢治の勉強にはなったし、賢…

 ダヴィンチ・コード

★★★ アドベンチャー・ミステリーって感じ?なんとも感想を言いがたし。何も考えず、アドベンチャーとして読む分には面白いと思うよ。でも、ま、キリスト教やダ・ヴィンチにくわしくもないので、なんともいえないけど、「事実」を押し売りされてる感も。事実…

 ルカ −楽園の囚われ人たち

★★★ 第11回電撃小説大賞受賞作。んー、まぁまぁ。突っ込みどころは満載だけど、さくっと読めて、読後感はさわやか。

 空中ブランコ

★★★☆ 第131回直木賞受賞作品。1作目の「イン・ザ・プール」の方がおもしろかった。「イン・ザ・プール」は、普通の人が普通に陥りそうな心の病気の話って感じがして共感できたけど、2作目の「空中ブランコ」に出てくるのは空中ブランコ乗り、ヤクザ、精神科…

 アルテミス・ファウル 妖精の身代金

★★★☆ なんて悪者主人公。いいんでしょうか?でも12歳なりの弱さも持っていて、それなりに悩みつつの悪者。だからこそ、なんだか主人公を応援しちゃうんだと思う。そんな主人公アルテミスが妖精の誘拐をたくらむ話なんだけど、誘拐だし、ハイテク武装妖精軍団…

 龍のすむ家II 氷の伝説

★★★★ おもしろかった。前作よりずっと広がって、面白さ倍増。 主人公“龍なんてそんなまやかし信じるものか”デービットが、龍の存在を受け入れ、どんどん壮大なストーリーになっていく。龍の存在が明らかになったり、敵があらわれたり、感動したり、ドキドキ…

 そもそも、

英国の児童文学、特にファンタジーってヤツが、もう幼稚園のころからずっと好き。昔は、日本では新作を読むっていうことがあまり出来なくって、ナルニアを何度も読み返したり、それしかなかったんだけど、ここ数年はハリポタのせいで、簡単に手に入るように…

 ふたりジャネット

★★★☆ 久々に短編SFを読んだけど、読後爽やか。表紙とはかけ離れた内容。

 ダレン・シャンXI・XII

★★★★☆ 名作。巻を進むごとにわくわくさせてもらった。終わっちゃって残念。

 オー・マイ・ガアッ! (浅田次郎)

★★★ やっぱアメリカって好きくないって思った。ドタバタしすぎ。

 アキハバラ@DEEP

★★★☆ おもしろかったけど、パソについて物申したいことは一杯あった。いつものイラ節。

 壁井ユカコ新作

わーい、壁井ユカコさんが新作予告〜♪キーリではないようですが。ハーヴェイみたいなかっこえぇ人が出てくると嬉しいなぁ。 カスタム・チャイルド 2005/4 発売予定 電撃文庫 [> 公式サイト「パルプチャンネル」のインフォ

 空の中

★★★☆ ラスト、じーんとしちゃった。そうか、いろいろな愛の形の話だったのね。それにしてもほんと飛行機がすきなんですね、作者は。ヒロインの1人の飛行機乗りは、星界シリーズの某アーヴのお嬢さんを彷彿。